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Our Services

MEPLスクールナース

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MEPLスクールナースとは

日本には、学校生活を送る中で、医療的ケアが必要な子どもたちがおよそ2万人(令和3年度学校における医療的ケアに関する実態調査:厚生労働省より)いることをご存知ですか。
 

医療的ケアを必要とする子どもたちが地域の公立学校や幼稚園に通うためには、医療的ケアの実施が子どもたちで自律できるようになるまでは、看護師が必要になります。
 

MEPLで働くスクールナースは通学、通園の日数が制限されることなく、親の付き添いなしで毎日通うことができるように支援しています。仕事内容は、喀痰吸引、経管栄養、人工呼吸器管理、酸素管理、吸入、血糖コントロール、インスリン注射、発作時の対応など多岐にわたります。
 

学校での看護は、「子どもたちの教育が中心となる看護」をこころがけ、教員と相談しながら子どもたちが授業に参加できる方法を考えて個別に対応しています。
 

MEPLスクールナースは、子どもたちが医療的ケアを自律してできるようになるように長期的視点にたち日々のケアにあたっています。

MEPLスクールナースの
看護事業

​スクールナース派遣先教育機関の割合

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MEPLでは看護師28名を医療的ケアを必要とする子どもたちのいる公立幼稚園・小中学校へ派遣しています。

派遣している先の各子どもたちの教育機関の割合は小学校21名、幼稚園・保育園3名、中学校2名、学童・放課後クラブ2名になります。

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学校での仕事は、看護師一人配置となります。そのため、医療的ケアや看護に関して相談できる場として、オンラインミーティングを開いたり、定期的な研修を行い意見交換ができる機会を設けています。

 

研修の実績

初期研修として

・通学通園する医療的ケア児の基礎知識

・学校看護の役割と業務 など

・教員による「学校における医療的ケア児に関する講義」

ケース検討会

・各看護師が担当している子どもたちのケース検討会

 

オンラインミーティング

月1~2回定期的に実施

学校看護師からの声

子どものやる気をくみとり実現に向け教員と二人三脚で

 

私は、難病を抱えている公立校・普通級に在籍する小学3年生のA君(仮名)を担当しています。

 

A君の学校生活
彼は難病のため、常時人工呼吸器を必要とし、車椅子も使用しています。普段は、わずかに動く指でスイッチを押してiPadを操作したり、目の動きで意思表示をしたりします。そんなA君には、彼の理解状況に応じての学習指導をする専任の教師が一人ついています。私の役割りは、学校での状況に応じて彼の医療ケアを行い、勉強や活動を黒子としてサポートすることです。

 

初めての運動会
昨年、彼は初めて運動会に参加しました。3種目に出場しましたが、その中に徒競走がありました。あらかじめハンディをもらい距離を短くし、看護師が車椅子を押す形で参加しました。
ところが、あとになって実は「自分で車椅子を走らせたかった」ことが分かりました。電動車椅子を操作して自分で走りたかったというのです。事前に彼の気持ちが汲み取れなかったことを大いに反省しました。そこで担任にA君の気持ちを話し次年度のことを相談しました。すると担任は副校長と相談、副校長は校長と相談、その結果、電動車椅子の自走を許可してもらうことができました。そのあとは、A君の専任教師が運動会に向けて目標を決め、練習の予定を立てるなどのプランニングをしながら進めている状況です。

医療者、学校看護師としての思い
A君は、ほかの児童と同じにはできないことがたくさんあります。それを、できないからやらない、できなくても仕方ない、そうやって諦めるのは簡単ですが、それでは学校に行っている意味がなくなります。「どうしたらA君にもできるのか」、目標とする学びを「どのようにしたら少しでも習得できるのか」それを、関わる人たちで知恵を絞っていくことが大切ではないかと思います。私は医療職なので教育のことはわかりません。教育のことは教育のプロに任せ、私は医療面からA君が習得可能な方法を検討しています。「学ぶ」という同じ目標に向かって、教員と医療者が連携し協働することによって、将来的に確かな学びを得ることができるのではないかと期待しています。
 

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リアルな経験がもたらすワクワクの連鎖

 

室内運動の時間、それまでのB君(仮名)はみんなの様子を「見学」。

B君の表情が乏しくなってしまう室内運動の時間。

「せっかく幼稚園に通っているのだからなるべくみんなと同じ活動をしてもらいたい!」

 この思いを担任、補助の先生、看護師に伝えみんなで話し合い、またご両親の意見も聞きながら、まずは滑り台にチャレンジすることにしました。そして当日、B君は滑り台を滑る事ができました。

それからのBくんは、あれやりたい!これやりたい!と積極的にクラスの活動に参加するようになり笑顔も増えました。クラスの園児たちもBくんに話しかけたり応援したりとクラスの一員として接するようになりました。

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